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2008年12月31日(水) 12時34分

「派遣契約切れうっ憤」=六本木ヒルズの刃物男−警視庁時事通信

 東京都港区の六本木ヒルズ近くの路上で男が包丁を振り回した事件で、逮捕された無職椎名賢次容疑者(28)が警視庁麻布署の調べに、「派遣の契約が切れ、次の仕事が決まらずにうっ憤がたまっていた」と供述していることが31日、分かった。
 派遣先との契約は12月中旬に切れたといい、同署は詳しい経緯を調べている。
 調べによると、椎名容疑者は2005年に大学卒業後、美術商のアルバイトなどを経て、1年ほど前から派遣社員として仕事を得た。
 「刃物で人を脅かして自分を誇示したかった」とも話しており、人通りが多いことから六本木を選んだとみられる。包丁は事件直前に量販店で購入したという。 

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