中国経済連合会がまとめた11月の景気動向アンケートで、中国地方の景況判断指数(BSI)は全産業でマイナス85.6と、8月の前回調査より29.0ポイント下がった。6期連続の悪化で5年半ぶりの低水準。景気回復の時期は3割強が2年以上かかると答えるなど厳しい見方が目立つ。
中経連は「海外経済や円高の影響が大きい製造業が、景気回復の時期を悲観的にみている」としている。
景気について「大変良い」「良い」と答えた企業の割合から「悪い」「大変悪い」とした割合を引いたBSIは、製造業がマイナス84.2で41.8ポイントの大幅ダウン。非製造業もマイナス86.3で21.3ポイント低下した。
調査は年4回。今回は11月下旬—今月初めに会員企業を中心に678社に聞き、251社(37.0%)が答えた。