年末年始を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが三十日、ピークを迎え新幹線ホームや空港は家族連れなどで混雑した。二十九日に運行が乱れた東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線は始発から平常通り運行した。
東海道新幹線下りの指定席は三十一日午前中まで予約でほぼ満席に。自由席もほとんどの「のぞみ」の乗車率が100—150%となった。JR東日本の各新幹線では、二十九日に障害が起きた運行管理システムは正常に作動。下りの指定席が終日ほぼ満席で、自由席も上越新幹線で乗車率180%を記録した。
日航と全日空によると、羽田などの主要空港から地方へ向かう空の便は終日、予約でほぼ満席。高速道路は東名高速下り線の綾瀬バス停前(神奈川県綾瀬市)付近で午後零時半ごろ、約二十キロの渋滞となった。
家族三人で三十日朝、東京駅から秋田市に向かった茨城県つくば市の地方公務員
【写真説明】帰省ラッシュの混雑の中、新幹線に乗り込む乗客=30日午後、JR東京駅