2008年12月30日(火) 19時36分
不明の2人依然見つからず 岐阜・北アの雪崩遭難事故(中国新聞)
岐阜県高山市の北アルプス抜戸岳(二、八一二メートル)で、静岡市の教員ら二人が雪崩に巻き込まれ行方不明となった事故で、県警山岳警備隊などは三十日朝、捜索活動を再開したが二人を発見できず、午後一時半すぎに捜索を打ち切った。今後も悪天候が見込まれ、二次災害の恐れもあることから、県警は捜索を継続するかどうかを検討する。
高山署によると、行方不明なのはいずれも静岡市の私立高校教員桑原義仁さん(48)と会社員塚田征義さん(39)。同日の活動には警備隊員十人のほか、二人が所属する静岡山岳会のメンバーら十二人も参加。長さ約三メートルの棒で雪中を突きながら捜索したが、手掛かりを得られなかった。
桑原さんらは山岳会の仲間四人で二十七日朝入山。同日午後三時半ごろ、標高千五百メートル付近で発生した雪崩に巻き込まれたという。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812300235.html