大物演歌歌手らの公演が行われ、東京・歌舞伎町のシンボルだった「新宿コマ劇場」が三十一日、五十二年の歴史に幕を下ろし、閉館する。跡地利用策は未定という。
最終日の三十一日は午後四時から放送のテレビ東京の番組「第四十一回年忘れにっぽんの歌」の舞台に貸し出される。劇場の歩みを振り返りながら
コマ劇場の再開発を進める東宝によると、建物は現テナントの撤退が完了した後、取り壊す。跡地利用は検討中だが、ギャンブル施設や、周辺で競争が激しい映画館にはしない方針だ。
再オープンまでには数年かかるといい、コマ劇場前では三十日、舞台を楽しんだファンらがお別れの記念写真を撮っていた。
歌舞伎町商店街振興組合の