日銀は30日、家庭や企業などで保有されたまま年を越すお札の総額が81兆4783億円となり、前年末比0・2%増にとどまったと発表した。
伸び率は、家庭や企業がコンピューターの「2000年問題」に備え1999年末に手持ち現金を増やした反動で減少した2000年末を除けば、実質的に92年末以来16年ぶりの低水準。
景気悪化で節約志向が強まり、お札を多めに持つ人が減ったとの指摘がある。年末年始の休日の日数が前年より少ないことも影響している可能性がある。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008123001000438.html