【イスラマバード30日共同】アフガニスタン国境に近いパキスタン北西部部族地域でアフガン駐留外国部隊の補給路が相次いでイスラム武装勢力に襲撃されていることを受け、パキスタン政府は30日、同地域カイバル地区の補給路通行を一時中断させ、武装勢力に対する掃討作戦を開始した。地元テレビが伝えた。
アフガン旧政権タリバンに近い武装勢力が今年秋ごろから同地区の街道で駐留部隊向けの物資輸送車両の襲撃を開始。軍が街道周辺で警備を強化すると、北西部中心都市ペシャワルの物資集積ターミナルを襲い、車両計数百台を燃やした。
内陸国のアフガンは、駐留部隊の補給の約75%がパキスタン経由。部隊側はパキスタン政府に警備強化を要請していた。