【ダッカ30日共同】AP通信によると、インド洋に浮かぶインド領アンダマン諸島沖で、インド沿岸警備隊が29日までにバングラデシュやミャンマーからの多数の不法移民を乗せた船が漂流しているのを発見した。アンダマン諸島に泳いで上陸しようとした約300人が行方不明になっており、おぼれ死んだ可能性があるという。
不法移民らは、タイの領海に侵入したとして拘束され、その後解放されたが、13日間漂流を続けていたという。海に飛び込んだ移民のほかに乗船していた約100人は救助された。
タイ当局は、不法移民を船で送り返したことはないとしている。
バングラデシュなどからはタイやマレーシアに職を求め不法入国しようとするケースが相次いでいる。