【ニューヨーク29日共同】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの空爆について、国連の潘基文事務総長は29日、国連本部で緊急記者会見し、空爆が続く現状を「容認できない」と指摘、同軍とパレスチナ強硬派ハマスの双方に軍事行動の即時停止を要求した。
停戦を求める事務総長のメッセージは3日連続と異例だが、空爆停止には結び付いていない。会見で事務総長は、イスラエル軍の「行き過ぎた武力行使」とともに、ハマスによるガザからイスラエルへの継続的なロケット弾攻撃を非難。双方に対し「直ちに停戦し、挑発的な言動を慎むべきだ」と強い言葉で要求した。