1年を締めくくる競輪の大一番、「KEIRINグランプリ08」(7周、2825メートル)は30日、神奈川県の平塚競輪場で選び抜かれた9選手が出場して行われ、井上昌己(長崎)が4分16秒1(上がり11秒2)で勝ち、初の実力日本一に輝いた。井上は賞金1億円を獲得し、年間獲得賞金を約1億6700万円として初の賞金王にもなった。
レースは残り1周で永井清史(岐阜)が後続を離して逃げ、追走した小嶋敬二(石川)が4コーナーから抜け出しを図ったが、直後に迫った井上が直線で交わして快勝。2着は内から伸びた平原康多(埼玉)、3着が小嶋だった。
払戻金は車連単が6840円、3連単が3万9690円だった。