ニューヨーク市のブルームバーグ市長は29日、2008年に同市を訪れた観光客数が推定約4700万人に達し、同4600万人だった07年の記録を更新したと発表した。
しかし、昨年比で2%増にとどまり、一昨年と比べた昨年の伸び率5%に及ばず、世界不況の影響がじわりと表れ始めている。
観光客の消費総額も推定300億ドル(約2兆7000億円)で、07年の289億ドルの記録を更新した。
同市ではホテル、美術館またはレストランでの就業など市民9人に1人が観光に携わっているといわれ、市民経済に与える影響は大きい。市幹部はAP通信に「木が永遠に育ち続けないことは誰もが分かっている。09年はどの経済部門も厳しい」と話している。(共同)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081230-OHT1T00144.htm