スピードスケートの全日本スプリント選手権第1日は29日、山梨県富士吉田市の富士急ハイランドセイコオーバルで行われ、総合で男子は2年ぶりの優勝を目指す長島圭一郎(日本電産サンキョー)が70・610点、女子は2連覇を狙う吉井小百合(日本電産サンキョー)が79・020点で首位に立った。
長島は500メートルで35秒21の大会新記録をマークし、1000メートルも1分10秒80で1位。2種目とも2位の小原唯志(日本電産サンキョー)が71・715点で総合2位につけ、昨年覇者の加藤条治(日本電産サンキョー)は500メートルで36秒21の7位だったのが響いて12位と出遅れた。清水宏保(コジマ)は1000メートルでコース内側のポイントに触れて失格した。
吉井は500メートルを39秒06、1000メートルは1分19秒92で制した。新谷志保美(竹村製作所)が79・435点で2位。岡崎朋美(富士急)は500メートルでの転倒が響き、総合30位。
大会は来年1月の世界スプリント選手権やワールドカップ(W杯)後半戦の代表選考会を兼ねる。