サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは29日の天皇杯全日本選手権準決勝でことしの販売を終了し、2008年シーズンの総売上額が約950億円になったと発表した。7月の時点でこれまで最高の売上額だった01年シーズンの604億円余りを更新していた。
コンピューターが結果を予想し、1等6億円の当せん金が期待できる「ビッグ」が導入1年目の昨年以上に好調。繰越金が積み上がったことも購買欲をあおり「ビッグ」だけで約700億円もの売り上げがあった。新商品の「ビッグ1000」も約78億円を売り上げた。
サッカーくじは販売開始2年目の02年シーズン以降は低迷し、05年シーズンには約143億円まで落ち込んだ。だが昨年は「ビッグ」の導入で500億円を超えるまでに持ち直していた。