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2008年12月29日(月) 15時54分

南米でダカール・ラリー 1月3日にスタート東京新聞

 パリ・ダカの呼び名で親しまれていた自動車のダカール・ラリーは、今回から南米大陸に舞台を移し、来年1月3日(日本時間4日)から18日(同19日)まで、アルゼンチンとチリで行われる。

 これまでは区間の大半をアフリカ大陸で実施してきたが、前回はモーリタニアでテロの恐れがあり中止。大会は2年ぶりとなる。コースはブエノスアイレスを発着点に、全行程約9500キロ。大平原パンパや強風で有名なパタゴニアなどを通り、アンデス山脈やアタカマ砂漠を16日間で走り抜ける。湿地帯や砂地、山岳と多様な路面条件で、砂漠区間も従来より長い。標高差は4000メートルを超え、体力的に厳しいレースとなりそうだ。

 前々回まで7連覇の三菱自動車からは2度優勝の増岡浩が出走する。三菱は初めてディーゼルエンジン搭載のレーシングランサーを投入し、悪路での威力が期待される。

 フォルクスワーゲン(VW)は世界ラリー選手権26勝のカルロス・サインツ(スペイン)らが出場。ほかに元F1ドライバーの片山右京がトヨタ・ランドクルーザーで挑戦する。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122901000257.html