広島市内のもち店が正月用のもち作りでピークの忙しさを迎えている。年の瀬の迫った28日、買い物客が店頭に詰め掛けた。創業100年を超える西区の「天満町 林の餅(もち)」。午前3時半からもち米を蒸す作業に取り掛かった。この日に使うもち米は普段の約20倍の約1000キロ。2万個分を作る。20人の学生アルバイトがもちを丸めたり、店頭に運んだりと休みなく動いた。林春男店長(72)は「大みそかまで一踏ん張り」と気を引き締めていた。
【写真説明】正月用のもち作りがピーク。丸めたばかりのもちを運ぶアルバイトらも大忙し=28日午前9時半、広島市西区(撮影・室井靖司)