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2008年12月29日(月) 10時13分

中学生が医療体験学習 浜田中国新聞

 地域医療のやりがいや役割を伝えるため、浜田市が初めて開いた「中学生のための医療体験学習」がこのほど、同市弥栄町の市国民健康保険弥栄診療所であり、中学3年生2人が医師の診療の様子を間近で学んだ。

 市の募集に応じて参加したのは、弥栄中の金高大君(15)と三隅中の三上あみさん(15)。市の医療専門監斉藤稔哲医師(41)から仕事の心構えなどを聞き、訪れた患者に診療所への要望などを聞いて回った。検査室では阿部顕治診療所長(52)が胃カメラを操作して患者を検査するところも見学した。

 薬剤師志願という金高君は「患者さんが先生を信頼している様子がうかがえた。他人を幸せにするのが使命だということもよく分かった」、三上さんは「診察する時、患者と会話を絶やさず気遣いを大切にしているのに感心した。地域に根ざした医師にあこがれる」と話していた。

【写真説明】阿部医師(左)が胃カメラで患者を検査する様子を見学する三上さんと金高君

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812290023.html