シンガー・ソングライターの松任谷由実さんと、豪華なゲストによる夢の対談「yumiyoriな話」、元日版・特別編のゲストは、なんと演歌界の大スター北島三郎さんが登場!新年からなんというスペシャルな組み合わせだろうか。
ユーミンさんと北島三郎さんの共通点といえば、「東京・八王子市」。知る人ぞ知る、北島さんは八王子在住。北島邸は、八王子のシンボル、ランドマークといっても過言ではない。
一方、ユーミンさんの実家は、八王子の老舗・呉服専門店としても有名。
読売新聞の元日を飾るにふさわしい、ビッグ対談の実現は、八王子つながりといういう縁がもたらしたもの。対談は高尾山口にある料亭で行われた。当日は横殴りの雨と、強い風が吹く悪天候。これは、嵐の予感……?先にユーミンさんが到着したとの連絡を受け、番傘を持って迎えに行くと、予想通りゴージャスな和服姿。「やっぱり、お着物ですか。気合入ってますね?」というと、「もちろんです!」と、力強い答え。控え室の離れでヘアメークを整える姿は、リングに上がる前のボクサーのよう。映画「ロッキーのテーマ」が頭の中で流れる中、”敵”?がくるのを待ちつつ、担当記者と真剣な打ち合わせを行う。
雨で道路が渋滞し、少し遅れて長男で北島音楽事務所社長の龍さんをはじめ、北島軍団が到着。北島さんは「会長」と周りの方に呼ばれていた。さすが演歌の大御所、スタッフにも緊張が走る。カジュアルな服装で会場に入った北島さんだが、控え室で和服にチェンジ。北島さんが食べると思われるおにぎりやお茶が運ばれる。
天気がよければ、美しい日本庭園で撮影を行う予定でしたが、超高級外車が買えるという高価な着物を濡らすわけにはいかず、しかたなく軒下で2ショットを撮影。
同じく元日に放送される日本テレビ系、朝の情報番組ズームインスーパーの収録が先に行われ、めったに見られない二人の「ズームイン!」のポーズを見ることができる。次に「yumiyoriな話」の対談が行われた。二人はラジオ番組で1度共演したことがあり、約20年ぶりの再会とのこと。前回、市川海老蔵さんへの「エビちゃん攻撃に続き、今回も「サブちゃんって呼んでい〜い?」と、ユーミンさんの先制攻撃。さすが大物、たじろぎもせずニコニコと笑う北島さんだったが、周りのスタッフが少しざわついた。
今回は、あえて詳細を書かないので、ユーミンさんのゴシック調のステキな着物はぜひ紙面でご覧を。音楽談義から人生観まで、音楽界で頂点を極めた二人の対談を読めば、正月から一年分のパワーをもらえるに違いない。元日の本紙別刷りを楽しみに指折り数えて待つことに。
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(ヨミウリ・オンライン)
プロフィルhttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/yumiyori/20081229yy01.htm