【北京29日共同】29日付の中国紙、第一財経日報は、英造船・海運統計機関の最新統計を引用し、11月の世界の新造船受注量が金融危機の影響で、前年同月比96%減少したと報じた。
統計によると、今年1−11月の受注量は韓国が29%減、中国が44%減、日本が18%減で、最近急速に受注を拡大してきた中国の落ち込みが目立った。世界の造船受注は日中韓が大半を占める。
中国の浙江省や江蘇省などの中小造船会社の経営は厳しさを増しており、発注取り消しも出ている。中国船舶工業協会は「政府は造船振興計画を策定中で、年明けにも出来上がる」としている。