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2008年12月28日(日) 15時47分

上場企業の年間純利益、ことしは2割減の見通しYONHAP NEWS

【ソウル28日聯合】金融情報関連企業のFnガイドが28日に明らかにしたところによると、有価証券市場に上場した707社のうち、証券会社の実績推定値がある258社のことしの年間売上高は915兆7747億ウォン(約63兆8689億円)、営業利益は67兆7001億ウォン、純利益は45兆4891億ウォンと予想された。前年比では売上高が24.9%、営業利益が10.8%それぞれ増加するが、純利益は20.6%減少するものと推定されている。上場企業の年間純利益が減少を見せるのは2006年以降2年ぶり。
 来年には3年ぶりに上場企業の営業利益が減るものと予想され、状況はさらに悪化しそうだ。証券会社は、上場企業の来年年間売上高は2.3%、純利益は18.2%増加するものと推定したが、営業利益は6.4%減少するものと見込んでいる。ことしに比べ来年に営業利益の大幅減が予想される業種は、IT(マイナス41.6%)、金融(マイナス22.0%)、素材(マイナス20.6%)、エネルギー(マイナス17.8%)などで、通信サービス(20.0%)は好転が期待される。

 LIG投資証券のソ・ジョングァン投資戦略チーム長は、ことし上場企業の純利益が減ったのは為替差損のためだとし、現在の景気下降スピードに照らし合わせると、来年の営業利益は予想より減少幅が大きくなる懸念があると話した。
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