国の特別天然記念物コウノトリの雌の幼鳥1羽が27日、福岡県大牟田市のため池で確認された。
脚や羽に付けられたマークから、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)が2006年に放鳥したペアから生まれ、自然に孵化(ふか)し、今年6月に巣立った1羽とわかった。
8月に長崎県佐世保市で見つかり、広島、島根、兵庫、岡山各県を経由して11月21日に大牟田市の別のため池に飛来しているのが確認されたが、その後、居場所がわからなくなっていた。
同公園の獣医師三橋陽子さんは「餌が豊富で静かな環境なので、とどまっているのでしょう。あまり近づかずに見守ってほしい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081228-OYT1T00046.htm