28日午後3時10分ごろ、栃木県藤岡町で、グライダーが立ち木にぶつかり墜落した。操縦していた群馬県太田市飯田町、会社員中島進さん(50)は病院に運ばれたが、死亡した。死因は全身打撲とみられる。
グライダーは群馬県板倉町の板倉滑空場を午後3時ごろに離陸。滑空場を運営する日本グライダークラブによると、着陸する際に滑空場手前で墜落したといい、藤岡署が原因を調べている。
藤岡署によると、中島さんは2007年11月にグライダー免許を取得し、総飛行時間は45時間だった。
調べによると、機体は全長約7メートル、幅15メートル。胴体の前部がねじ曲がり、コックピットがへこむなどしている。
同クラブによると、中島さんは同日午前10時半前にクラブに来て、飛行の準備などをしていた。今月は2回目の飛行だった。
国土交通省運輸安全委員会は29日に航空事故調査官2人を現地へ派遣する。