水戸市南消防署で、暖房用の重油が配管から地下に漏れていたことが28日、分かった。約150リットルを回収したが、流出量は不明という。
水戸市消防本部によると、消防署の職員が昨年12月、重油のにおいに気づき、調査すると建物の地下に埋まっている重油タンクの配管の腐食が判明。配管を新たに作る工事をした。
だが、今年9月に隣でビルを建設していた関係者が、消防署側から染み出た地下水に浮いている油を発見した。工事前に漏れた重油とみられ、同署は地下水約1000リットルを回収、うち約150リットルが重油だった。
消防法は重油を危険物と定め、消防本部が貯蔵施設の指導監督をしている。水戸市消防本部は「規制をする側なので、あってはならないこと。施設管理を徹底し再発防止に努めたい」とコメントしている。