民主党の山岡賢次国対委員長は28日、テレビ朝日番組で、政府が総額2兆円の定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案を通常国会に提出することについて「われわれが反対のものを賛成できるものにくるませて出す『人質作戦』だ」と批判、定額給付金の切り離しを重ねて要求した。
山岡氏は「賛成できるものも沢山あるのに、定額給付金には反対なので(2次補正予算案の)全部に反対せざるを得なくなる」と強調した。
これに関連し、河村建夫官房長官は山口市内での記者会見で「定額給付金は景気対策の一環であり、家計も織り込み済みだ。切り離して廃案にするもくろみには乗らない」と述べ、民主党の要求には応じない考えを示した。