【バグダッド28日共同】イスラエル軍によるガザ地区への大規模空爆に対し、アラブ諸国では28日、イスラエルに対する抗議デモの動きが各地で広がり、多数の市民らが集まった。
AP通信によると、レバノンの首都ベイルートでは約1000人が集結。パレスチナやレバノンの旗が振られる中、パレスチナ強硬派ハマスのレバノン代表が「われわれは降伏しない。侵略が終わったとき、勝利はわれわれのものだ」などと演説すると、群集が「イスラエルに死を」と応じた。
シリアの首都ダマスカスでも約5000人が「ガザ侵略はアラブ諸国全体への侵略」などと書かれた横断幕を掲げてデモ行進、参加者らがイスラエルや米国の旗を焼き捨てた。
イスラエルと国交があるヨルダンでは、イスラエル大使館の閉鎖と大使追放を求める議員ら約5000人が議会に向かってデモ行進。アラブ首長国連邦のドバイでは、現地のパレスチナ人らがパレスチナ総領事館に集まり、イスラエルへの抗議の声を上げた。