北海道旭川市の旭山動物園で二十八日、ペンギンが飼育舎を飛び出し、園内の歩道を行進する冬の名物「ペンギンの散歩」が始まった。ことしは雪が少なかったため、二〇〇二年に始めて以来最も遅い開始となった。
門が開くと十三羽のキングペンギンが勢いよく歩き出し、約三十分かけ雪の積もった約五百メートルのコースを大行進。目の前で腹ばいになって滑る姿も見られ、待ち望んだ来園客は「かわいい」と歓声を上げ、しきりにシャッターを切っていた。
北九州市から来た公務員
この散歩は、遠い所までエサを取りに行くペンギンの習性を利用した。三月中旬ごろまで行われる予定。
【写真説明】北海道旭川市の旭山動物園で始まった「ペンギンの散歩」=28日