三次市のふるさと納税の申し込みが、12月に急増した。市課税課は、12月までの寄付が2008年度の確定申告で税額軽減対象となるため、駆け込みの申込者が増えたと分析。お礼の特産品に魅力を感じて申し込む人も多いとみている。
申し込みは、6月末の市条例施行から11月までは29件39万円にとどまった。だが、今月25日までに57件98万円に増え、1カ月間で件数は約2倍、金額は2.5倍に伸びた。
寄付金の使途の指定は「こども」が12件「環境」9件「福祉」7件の順。「その他」と未記入も計22件に上っている。寄付は市内が5件で、市外からが大半を占めている。
市とゆかりがなかったと思われる人が多いのも特徴。課税課は「インターネットなどで全国の寄付お礼を楽しく比較して、欲しいものをもらい、税額控除になるのが魅力なのでは」と推測する。
【写真説明】市役所に掲げられいるふるさと納税を呼び掛けるのぼり