2008年12月28日(日) 15時31分
【有馬記念】牝馬37年ぶりV ダイワスカーレット完勝!(サンケイスポーツ)
28日、中山競馬場で08年の総決算「第53回有馬記念」(GI、芝2500メートル)が行われ、安藤勝己騎手騎乗で1番人気のダイワスカーレット(牝4歳、栗東・松田国英厩舎)が、逃げ切りで暮れのグランプリを制した。タイムは2分31秒5(良)。
ダイワスカーレットは父アグネスタキオン、母スカーレットブーケ、母の父ノーザンテースト。栗東の松田国英厩舎所属で通算12戦8勝2着4回。重賞は桜花賞、ローズS、秋華賞、エリザベス女王杯、産経大阪杯に続き6勝目。
有馬記念は、松田国英調教師、安藤勝己騎手ともに初勝利。
2着は川田騎手騎乗で最低人気のアドマイヤモナーク(牡7歳、栗東・松田博資厩舎)、3着は後藤騎手騎乗で10番人気のエアシェイディ(牡7歳、美浦・伊藤正徳厩舎)が入った。2番人気マツリダゴッホは12着、3番人気スクリーンヒーローは5着、今回がラストランのメイショウサムソンは8着に終わった。
牝馬の有馬記念優勝は、1971年のトウメイ以来37年ぶりの快挙。また、ガーネット、スターロッチ、トウメイに続き4頭目。
レースは、ダイワスカーレットが予想通りハナへ。すぐ後ろにカワカミプリンセス、メイショウサムソン、アサクサキングスと続く展開。先行すると思われた昨年の覇者マツリダゴッホ、ジャパンC馬スクリーンヒーローは後方からの競馬となった。
道中は、安藤勝騎手の絶妙なペース配分で、ゆったりとした流れに。3〜4コーナーで中段で待機していたマツリダゴッホ、スクリーンヒーローが仕掛けを開始。直線入り口ではダイワスカーレットに有力馬が並びかける形となった。
そこからが彼女の真骨頂。安藤勝騎手のGOサインとともに一気に加速し、並ばれる寸前で逆に突き放す強い競馬で他馬を寄せ付けなかった。
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