2008年12月27日(土) 10時04分
東京リーグ初制覇へ主力全員に複数年提示(日刊スポーツ)
東京が来季リーグ初制覇へ向けて、主力クラスのほぼ全選手に複数年契約を提示していることが26日、分かった。クラブ側はシーズン終盤まで優勝争いに絡んだリーグ6位の成績と、前身の東京ガス時代を含めたクラブ史上初の天皇杯準決勝進出を高く評価。10月中に契約更新した日本代表DF長友を皮切りに、この日までにMF梶山や今野ら主力選手に対し、最長3年間の契約延長を打診した。
近年は1年契約が主流なうえに、世界的な経済不況下では異例の提示。関係者は「城福監督のサッカーも浸透し、リーグ優勝へ継続して強化するためにも戦力を維持したい」と説明した。契約期間は今後の交渉で個別の調整が必要だが、代理人を通じてイングランドのプリマスから獲得の打診を受けていたMF梶山サイドも「少なくとも来季の移籍はないでしょう」と残留を示唆。クラブ側も「主力は全員残ってくれると思う」と他チームへの流出抑止に手応えを得ている。
主力全員への長期契約提示は、29日の天皇杯準決勝柏戦(エコパ)へ団結力も高めた。選手たちは「みんな今年のチームで来年も戦いたいと思っている」と口をそろえる。天皇杯初制覇とACL出場権獲得、そして来季へ。東京が戦力維持の新戦略で先手を打った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000014-nks-socc