27日午前8時55分ごろ、JR湖西線堅田駅(大津市)付近に設置された地震計が誤作動し、東海道・山陽線の米原—姫路間や阪和線、大阪環状線など近畿一円の在来線12路線で、運行中の計236本が一斉に運転を見合わせた。
実際には地震はなく、JR西日本によると、湖西線の一部を除き3分後に運転を再開。湖西線もさらに15分後に運転を再開した。上下計10本が運休、部分運休し、232本は最大約20分遅れ、約5万5000人に影響した。
地震計は初期微動(P波)を検知し、列車を緊急停止させる無線を流すJR西独自の「新早期伝達システム」。地震計そのものは揺れを観測した形跡はなく、同社は無線に異常があった可能性もあるとみて調べている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081227-OHT1T00152.htm