【ニューヨーク26日共同】想像してみて。どこでも子供たちがあらゆる知識に接することができる世界を—。一九八〇年に死去した元ビートルズのジョン・レノンさんが二十六日までに、米国で発展途上国の子供たちにパソコンを提供するプロジェクトのテレビ・コマーシャルに登場、「二十八年ぶりの出演」と話題となっている。
ロイター通信によると、コマーシャルではデジタル技術を駆使、レノンさんが名曲「イマジン」の歌詞をもじり「想像してみて」とプロジェクトの利点を説き、寄付などを呼び掛けている。
出演はレノンさんの妻オノ・ヨーコさんも了解しており、二十五日から放映が始まった。
プロジェクトは米マサチューセッツ工科大(MIT)のグループが手掛けている。一台百ドルを目標にパソコンの開発を進め、昨年末から本格生産を始めたが、配布や修理などサポートへの支援が必要となっている。