2008年12月27日(土) 20時52分
イスラエルがガザ空爆、警察長官ら120人死亡(産経新聞)
【カイロ支局】イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザにあるイスラム原理主義組織ハマスの警察本部などを空爆した。中東の衛星ニュース局アルジャジーラなどによると、警察長官を含む約120人が死亡し、200人以上が負傷した。
撃ち込まれたミサイルは約30発。警察の施設では当時、ハマスの警官拝命を前にした学校の卒業式が行われていたという。今月19日にイスラエルとハマスの6カ月の停戦が終了して以来、イスラエル側の攻撃としては最大規模となった。
イスラエル軍は23日夜にも、ガザとイスラエルとの境界付近で爆弾を仕掛けようとしていたハマスの戦闘員3人を射殺しており、ハマスなどが24日、イスラエルにロケット弾や迫撃弾12発で報復攻撃していた。
停戦終了後、両者の間では衝突が激化しているが、エジプトによる再停戦の仲介も模索されている。
【関連記事】
・
イスラエルの核施設攻撃は「脅し」 イラン外務次官
・
パレスチナの反主流派指導者に禁固30年 イスラエルの軍事裁判所
・
紛争地の子どもに思いを ローマ法王がクリスマスメッセージ
・
イスラエル軍がハマス戦闘員3人射殺 報復弾20発
・
「ジハード団」元理論家の転向…「アルカーイダ型」組織崩せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000572-san-int