2008年12月27日(土) 14時25分
<犬山モノレール>46年間お疲れさま 27日最終日(毎日新聞)
愛知県犬山市で46年にわたって運行されてきた名古屋鉄道のモノレールの営業運行最終日の27日午前、同市の犬山遊園駅で、さよなら発車式が行われた。
モノレールは62年、車両がレールをまたぐ形の「跨座(こざ)型」としては全国で初めて導入された。犬山遊園−成田山−動物園の3駅間の1.2キロを約3分で走行。30年前の最盛期には1日平均3059人が利用していたが、自動車に客足を奪われ、昨年度は635人にまで減少、維持費もかさむことから廃止が決まった。
犬山遊園駅の式では、園のマスコットキャラクターたちも出席。乗り物ファンたちが見守る中、嶋口猛駅長が定刻に手を上げて出発を指示。モノレールがゆっくりとスピードを上げ始めると、別れを惜しむ人々が、カメラに最後の姿を収めていた。名鉄では車両の保存方法を検討している【山田一晶】
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