2008年12月27日(土) 01時17分

＜火災＞老人介護施設焼き入所者２人死亡３人けが　いわき（毎日新聞）

　２６日午後１０時１０分ごろ、福島県いわき市泉町滝尻の老人介護施設「ＲＯＳＥ倶楽部粒来（つぶらい）」から出火、鉄筋コンクリート２階建て施設を焼き約３０分後に鎮火した。この火事で、施設の入所者５人が病院に搬送され、８８歳と９０歳の女性が死亡した。他の３人（８２〜９２歳）は煙を吸ったりやけどを負い、うち２人が重症。県警いわき東署などが出火原因を調べている。

　調べでは、施設は有限会社「インペリアルプラン」（粒来和正取締役）が経営。出火当時の入所者は８人で、全員が８０歳以上の高齢者という。

　福島県社会福祉協議会が今年１０月にまとめた調査報告によると、施設は昨年１１月に開設。通所を中心に宿泊もできる小規模多機能型居宅介護施設で、職員は非常勤を含め１５人。１６人（男性５人、女性１１人）の利用者がおり、平均年齢８０．８１歳。

　近所の主婦によると、施設の職員が「火事だ」と大声を上げ、まもなく消防車が到着した。主婦が外に出たところ、２階建ての施設の２階部分から黒い煙が立ち上っていた。

【蓬田正志】

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