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2008年12月27日(土) 10時16分

東出“新球場1号争い”参戦表明!?デイリースポーツ

 広島・東出輝裕内野手(28)が26日、来季から移転する新球場の開幕戦(4月10日・中日戦)で“新球場1号”を放つ意欲を示した。オフは広島市内のトレーニングジム・アスリートで行っているウエートで、体づくりも万全。プロ10年間で通算11本塁打の男が、メモリアル弾で本拠地開幕戦を彩る決意だ。
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 チームの一員として求められる仕事は分かっている。だが、来季は新球場元年。球団史に名を残すため、東出が“新球場1号”を本気で狙う。
 「僕はいつも球種と打つ方向は決めているし、百パーセントの力で振らないからホームランが出にくい。でも、新球場1号は打ちたいね。ずっと名前が残るから」
 05年7月17日の阪神戦(甲子園)以来、本塁打はなく、連続打席ノーアーチは1669打席まで伸びている。規定打席に到達して3年連続の本塁打ゼロは現役では阪神・赤星と2人だけだ。さらに新球場は外野が約10メートル広くなる(左翼101メートル、中堅122メートル、右翼100メートル)。不安材料ばかりが並ぶが、順調な体作りが自信を生んでいる。
 今オフは“FA騒動”で去就が未定だったため、年内はほとんどイベントが入らなかった。その空いた時間を利用して広島市内のジム・アスリートに週4回は通っている。「飛ばすために必要なところ」と話す体幹中心のウエートを行い、上半身を鍛えた後は200球ほどのティー打撃も欠かしていない。「体はめちゃめちゃいい」と表情は明るい。
 4番・栗原も新球場1号に意欲を示し、投手ながら長打力を秘める前田健も狙うことを“公言”しているように、ライバルは多いが、東出も譲る気はない。年明けは1月2日から体を動かし、同14日からは沖縄先乗り自主トレを行うことも決定。東出が“号砲”を打ち上げる準備を整えつつある。

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