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2008年12月26日(金) 14時08分

有効求人倍率が大幅に悪化、厚労省「厳しい状況に」読売新聞

 厚生労働省が26日発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は0・76倍で、前月より0・04ポイント下がり、大幅に悪化した。

 4年9か月ぶりの低水準で、0・04ポイントの下げ幅は2か月連続。厚労省は雇用失業情勢について、「下降局面にある」から「厳しい状況にある」と3か月ぶりに表現を下方修正した。職を失う人が増えていることを受けて、新規求職者数が前月比8・8%増となったのに対し、新規求人数は同3・0%減となった。新規求職者のうち、解雇やリストラなど事業主側の都合で離職した人が前年同月比22・3%の大幅増となっている。

 一方、総務省が同日発表した労働力調査(速報)によると、11月の完全失業率(季節調整値)は3・9%で、前月より0・2ポイント悪化した。男性の完全失業率は前月比0・2ポイント増の4・1%、女性は同0・3ポイント増の3・8%。完全失業者数は前年同月比10万人増の256万人、就業者数は同42万人減の6391万人だった。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20081226-OYT1T00175.htm