今年はネット上での犯罪予告、逮捕がとても多かった年ですワン。元々ネットでは、目立つため、他人を驚かすため、などなど、いたずら目的の犯罪予告がけっこう多かったのですが、イタズラ予告で逮捕に至ることはあまりありませんでした。
が、秋葉原の通り魔事件で容疑者がネット上で犯行を予告していたことを受け、今まで大きく取りざたされていなかった、明らかにイタズラ目的と思われるような犯罪予告も罪に問われるようになったのですワン。また、掲示板やブログでの犯罪予告を収集、通報するサイトの「予告.in」がオープンし、それまで以上に予告と通報が注目されました。
そしてこれまた目にすることが多くなったのが、「通報しますた」の文字です。巨大掲示板の2ちゃんねるで犯罪予告めいたことが書かれたときに、一種の「お約束」という感じで「通報しますた」とレスに使われているフレーズです。その際、人差し指で相手を指差すようなポーズをしたキャラクターのアスキーアートやイラスト、写真を添えたりすることもよくあります。
通報しますた、と書いた人が実際に通報したかどうかはわかりませんが、最近は警視庁にサイバー犯罪対策のサイトがあり、ウェブ上で簡単に通報もできます。匿名掲示板もブログのコメントも、最近は書き込み者がどこから接続しているのかは記録されています。
単なるいたずらで実行する気はなかったとしても、犯罪を予告すれば調べられて逮捕、ということはありえます。「これぐらいジョークだってわかるよね?」という考えは思わぬトラブルを招きます。くれぐれもご注意ください。ワンワン。