大きく、甘く、色鮮やか—。そんな三拍子そろったイチゴの新品種を独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」九州沖縄農業研究センター(熊本県合志市)が開発した。
大きいものはゴルフボール以上という“規格外”のサイズにちなんで「おおきみ」(大きい実)と命名。生産した農家では、収穫したほぼすべての粒が20グラム以上あったという。沖村誠イチゴ周年生産研究チーム長は「これほど大玉率が高いものは、ほかにないと思う」と話している。
同センターによると、場内試験では「とよのか」「さちのか」の両品種を上回る糖度を記録。つやっぽい赤の果実は金魚を思わせる鮮やかさで、日持ちもするため贈答用としても期待される。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081226-OHT1T00062.htm