2008年12月25日(木) 21時01分
<粗鋼需要量>39年ぶり低水準、31%減 09年1〜3月(毎日新聞)
経済産業省は25日、来年1〜3月の国内粗鋼需要量が前年同期比31.6%減の2110万トンと、70年1〜3月以来39年ぶりの低水準になるとの見通しを発表した。景気悪化を背景に、建設や自動車、産業機械など製造業の鋼材需要が急激に減少すると見込まれるため。経産省は「来年4〜6月も同程度の低水準が続く可能性が高い」と見ている。
1〜3月の自動車の鋼材需要量は39.7%減と最も下落幅が大きく、産業機械は24.7%減、家電などの電気機械は3.5%減などと見込まれている。
自動車メーカーなどの大幅な減産の影響で、鉄鋼業界では鋼材の在庫も膨らんでおり、在庫調整も必要になっている。【秋本裕子】
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