2008年12月25日(木) 20時50分
国際宇宙ステーション補給機「HTV」公開(産経新聞)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける国産の無人補給機「HTV」を筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で公開した。荷物室やエンジン部分などが初めて組み合わされ、ほぼ完成した姿を現した。
HTVは全長約10メートル、直径約4・4メートルの円筒形。ISSに滞在する飛行士の日用品や実験装置などを約6トンまで運べる。初号機は来年9月にも、開発中の新大型ロケット「H2B」で種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。
荷物室は、飛行士が普段着で作業できる部分や宇宙空間にさらされた部分などで構成。HTVはH2Bから分離後、自力でISSまで飛行。補給後はISSから離れ、大気圏に再突入して機体ごと燃やされる。
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