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2008年12月25日(木) 20時19分

小3投げ落とし殺害、「心神喪失だった」最終弁論で無罪主張読売新聞

 川崎市多摩区で2006年3月、マンション15階から小学3年山川雄樹君(当時9歳)が投げ落とされて殺害されるなどした事件で、殺人、殺人未遂罪などに問われた同市麻生区細山、無職今井健詞被告(44)の最終弁論が25日、横浜地裁(木口信之裁判長)であった。

 弁護側は「犯行当時、精神疾患により心神喪失の状態だった」として改めて無罪を主張。今井被告は最終陳述で「これほど大きな事件を起こして申し訳ありません」と述べ、結審した。判決は3月5日。

 検察側は、今井被告が軽度のうつ病に罹患(りかん)していたことは認め、「死刑も考慮すべきだが、精神疾患の影響も考慮せざるを得ない」として無期懲役を求刑している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000051-yom-soci