解雇派遣社員らを栃木県営住宅へ、入居手続きスタート（読売新聞）

2008年12月25日(木) 12時12分

　栃木県内の事業所を解雇され、寮や社宅などを退去させられた派遣社員らを対象に貸し出す県営住宅の入居手続きが２５日、宇都宮市内で行われた。

　貸し出されるのは２Ｋ〜３ＤＫの３０戸で、家賃は月額５０００円。事前の問い合わせは５０件近くあったが、応募したのは１０世帯で、このうち８世帯が手続きを済ませた。県は引き続き入居を受け付けている。

　請負社員として働いていた宇都宮市内の精密機器メーカーから解雇通告を受け、１月１５日までに社員寮を退去するよう求められたという女性（２０）は「何とか住むところが決まってよかった。とりあえずアルバイトで食いつなぎながら、新しい就職先を探します」と話していた。