24日午前9時ごろ、三原市港町1丁目の集合住宅から出火、木造2階建て延べ約300平方メートルを全焼、西隣の木造民家2棟も全焼した。近隣の5棟も壁などを焼き、約2時間後に消し止められた。集合住宅に住む無職女性(62)が頭に軽いやけどをした。
三原市消防本部は、4軒が連なる集合住宅の無職男性(78)方の2階が火元とみている。現場はJR三原駅南西の帝人通商店街に近い住宅密集地。集合住宅の別の女性は「煙に気付いた時は軒伝いに燃え移りそうだったので、あわてて逃げた」と声を震わせていた。
三原市内では今月13、16日にも民家が全焼。16日未明の宮沖での火災では1人暮らしの男性(70)が亡くなった。
【写真説明】炎と煙を上げる集合住宅(24日午前9時5分、三原市港町1丁目)