広島カープの永川勝浩投手は24日、広島市中区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、球団史上最高アップ額となる8000万円増で、日本人選手最高額となる1億6000万円でサインした。広島は日本人全選手との契約を終えた。
「充実した1年だった。球団からも『今年は言うことなし』と言ってもらった」。2年ぶりの防御率1点台で球団新記録となる38セーブをマーク。守護神として申し分のない働きに、球団は2005年の黒田博樹投手(現ドジャース)の7500万円を上回るアップ額で応えた。
昨年の前田智徳外野手から、日本人最高年俸選手の座を引き継ぎ、「責任を持ってやらなくてはならない金額」と表情を引き締めた。
【写真説明】球団史上最高アップ額となる8000万円増で契約を更改した永川(撮影・藤井康正)