中国財務局が24日発表した中国地方の10—12月の景気予測調査で、景況を前期(7—9月)と比べ「上昇」とみる企業割合から「下降」の割合を引いた指数(BSI)はマイナス32.3と、前期より14.1ポイント下がった。2期ぶりの悪化で、6年9カ月ぶりの低水準となった。
財務局は「前回は金融危機前の調査で、今回は金融危機が織り込まれ大幅に悪化した。IT(情報技術)バブル崩壊後の水準まで落ち込んだ」としている。
業種別は、製造業(260社)がマイナス43.5で29.9ポイント低下。17業種中、16業種がマイナス指数だった。非製造業(501社)はマイナス26.5で5.8ポイント低下。18業種中、14業種がマイナス指数だった。
中国地方の次期(1—3月)の予想はマイナス31.5で「慎重な見方が続く」としている。