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2008年12月25日(木) 22時09分

ソマリア沖の海賊対策で護衛艦派遣を検討へ…首相方針読売新聞

 麻生首相は25日、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策について、「全体としては法改正を考えるべきだが、時間がかかる。ことは急いでいる。取り急ぎということであれば海上警備行動で対応する」と述べた。

 海上自衛隊の艦船などを現地に派遣するため、新法の制定をめざすと同時に、当面の措置として、自衛隊法が定める海上警備行動を発令して、海自の護衛艦などの派遣を前向きに検討する考えを表明したものだ。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 政府は近く、海上警備行動による派遣の実現性を探るため、ソマリア周辺のイエメンなどに調査団を派遣。海自の艦船を派遣した場合の寄港地候補や、海賊の武装状況などを調査した上で、首相の最終判断を仰ぐ。実現すれば、海上警備行動による初の海外派遣となる。ただ、防衛省や公明党には慎重論も根強く、政府・与党内の調整に手間取る可能性もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000068-yom-pol