2008年12月24日(水) 16時48分
【渡辺元行革相会見詳報】(2完)「おとがめは何でも受ける。除名でも何でも」(産経新聞)
−−離党してから行動すべきだとは思わないか
「ですからおとがめは何でも受けますから。除名でも何でもしてくださいってことです」
−−なぜ自発的に離党し、党に縛られずに行動しないのか
「国会議員として行動しました。さっきから申し上げているように、派閥の前に党、党の前に国家国民がある。これが国会議員の原点です」
−−では自民党の所属している意味はどこにあるのか
「国会議員の活動の一つの舞台に過ぎません」
−−党で決められたことに反することと、党に所属することは矛盾しないか
「国会議員というのは全国民の代表なんです。憲法上、政党という言葉は出てきませんけども、全国民の代表であるけれども議会政治の舞台として政党というのはある。本来、政党法ってのは徹底した議論が必要だったんですよ。そういうことを全部、回避して政党中心主義の政治改革というのをやってきたツケというのも今回出てきてしまっているですね。これはわたくしの持論です」
−−麻生内閣打倒や自民党政権打倒の意図はあるのか
「まず、麻生政権の原点に立ち返れば、国会を解散するために内閣はできたんですね。それをやらないから閉塞感がたまりにたまっているから、原点に立ち戻ってはいかがでしょうかということです」
−−すでに執行部から直接、間接に(処分など)何かいわれているか
「全然ありません」
−−今後の民主党との連携の可能性は
「ありません」
−−野党側から前後で接触は
「ありません」
−−解散を求める上で野党と連携しない理由は何か
「だから、国会議員の原点に立ち戻って行動すれば良いだけでしょ、っていっているわけです。ですから私は原点に立ち戻って1人で行動します」
−−今後も1人で行動するか
「野党と連携することはありません」
−−党内の誰かとは連携するのか
「それは分かりません」
−−自民党にいながら(野党の決議案に)賛成というのは分かりにくいが
「国会議員の原点に立ち戻って行動しました。国会議員は全国民の代表だ。誰の代理人でもない。憲法43条に書いてある通りだ」
−−自民党を離党覚悟のうえだったのか
「処分は甘んじて受けます。派閥の前に党がある、党の前に国家国民がある。国会議員は国家国民のために仕事をするんです。よい日本を作るのが仕事です。日本は1つです。以上」
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