餌のウグイめぐり争奪戦 タンチョウVSオジロワシ（中国新聞）
北海道釧路市の阿寒国際ツルセンターで、国の特別天然記念物タンチョウと天然記念物オジロワシとが、給餌人のまくウグイをめぐり激しい争奪戦を繰り広げている。
ウグイの給餌は十二月から二月にかけ、毎日午後二時から行われる。見計らったかのように周辺の山から姿を現したオジロワシは上空を旋回した後、すきを狙って急降下。タンチョウも羽を広げて必死に応戦する。
同センターは釧路湿原周辺にある三大給餌場の一つで、ピーク時には約二百五十羽のタンチョウが飛来。真っ白な雪の上で舞うその姿を撮影しようと、国内外から多くのカメラマンが訪れる。
【写真説明】ウグイを狙うオジロワシ（中央）と、羽を広げて威嚇するタンチョウ＝23日午後、北海道釧路市の阿寒国際ツルセンター