2008年12月24日(水) 23時54分
景気対応予備費1兆円、雇用や公共事業に…来年度予算案(読売新聞)
政府は24日に閣議決定した2009年度予算の政府案で、1・3兆円を超える過去最大規模の予備費を計上した。
災害復旧費などに備えて毎年設けている予備費(3500億円)に加え、景気がさらに悪化した場合に財政支出を上積みするための「経済緊急対応予備費」(1兆円)を新設した。
麻生首相は、緊急予備費を雇用、中小企業金融、社会資本整備などに充てると説明しているが、使い道が実際に決まるのは09年度に入ってからだ。
予備費の支出は、事後に国会の承諾を得れば実施できる。大規模災害など国会の議決を待つ余裕がない事態を想定しているためだ。
ただ、今回の緊急予備費については、選挙を控えた与党が歳出圧力を強めるのは確実で、公共事業へのバラマキなどに使われるとの指摘もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081224-00000066-yom-bus_all