出雲市園町の島根県立宍道湖自然館ゴビウスで23日、年末を前に水槽の大掃除が公開された。通常は見ることができない作業を親子連れが興味深そうに見守った。
コイやナマズなどの淡水魚が泳ぐ大型水槽では、ダイバーがガラスの内側に張り付けた取っ手付き吸盤を片手で持って体を固定させながら、作業用手袋をはめたもう片方の手でガラスを水中から丁寧に磨いた。
川を模したジオラマ水槽は水を大幅に抜いてワイパーなどでガラス磨き。作業を見守る子どもたちからは「中にいる魚を踏まないの?」などと質問が相次いだ。
公開はこの日限り。31日までに館内の計約60の水槽を磨き上げる。
【写真説明】水槽のガラス面内側を水中から作業用手袋で磨くダイバー