2008年12月23日(火) 09時26分
金融危機の余波で中止?=アブラモビッチ氏の大会−サッカー(時事通信)
【ロンドン22日時事】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーのオーナーとして知られるロシア人大富豪のロマン・アブラモビッチ氏がスポンサーとなって、毎年1月にイスラエルで開催されていたサッカーの親善大会が、中止に追い込まれたことが22日、分かった。ロイター通信が伝えた。賞金が廃止されたため、参加を辞退するチームが続出したという。
大会には昨季の欧州連盟(UEFA)カップ覇者のゼニトやスパルタク・モスクワなどロシアの強豪やウクライナのトップクラブが出場を予定していた。過去の大会では、総額200万ドル(約1億8000万円)の賞金が懸けられ、その半分が優勝チームに渡っていた。
賞金廃止の理由は不明だが、アブラモビッチ氏は世界的な金融危機の影響を受け保有株価が下落。英メディアは10月、約2兆円も資産価値が減ったと伝えた。
主催者は中止の理由を「大会が成立しなくなった」と説明した。
【関連ニュース】
・
長谷部のウォルフスはPSGと=UEFA杯サッカー
・
32強出そろう=UEFA杯サッカー
・
ウェストハム売却も=金融危機が影響
・
ウォルフスブルクが1位通過=長谷部は途中交代-UEFA杯サッカー
・
広がる金融危機の影=五輪、サッカーなど直撃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000026-jij-spo